ある継母のメルヘン(1)
: Spice&Kitty/南々瀬 なつ/簗田 順子
鉄血の未亡人、ブラック・ウィドウ、ノイヴァンシュタイン城の魔女ーー。
すべてシュリー・フォン・ノイヴァンシュタイン侯爵夫人を指す言葉だ。
貧しい家族の手によって、ノイヴァンシュタイン侯爵の元へ後妻として嫁がされたシュリー。
しかし、夫に先立たれ残されたのは莫大な遺産と、きょうだいほどしか歳の変わらない四人の子どもたち。
世間から陰口を叩かれながらも必死に家を守り、一滴も血のつながっていない子どもたちを育て上げた。
そうして迎えた長男ジェレミーの結婚式の日。
今までの努力が実を結び、ついに継母の役目を終えて苦労が報われるのだ!
しかし、それは彼女のとんでもない勘違いだった。
ジェレミーから結婚式に来るなというあまりにもひどい通告を受けたシュリー。
そのまま城を飛び出し馬車に乗り込んだ矢先事故に遭い命を失ったーーはずが、目を開けると七年前の夫の葬儀の日に戻っていて……!?
これ以上苦労するのはゴメンだ。
二度と以前のような生き方はしない!
十六歳の継母・シュリーの、第二の人生の幕が開く!
レビュー(2件)
漫画版とは別物として
漫画を読んでハマり、ノベライズ版を買いました。大まかな流れは漫画と同じですが、一つ一つのシーンは違うところが多々あり、漫画版とはまた別物として読んだ方が良いかもしれないです。 「このシーンはこういう感情だったのか」とその場面の細かい感情まで伝わるのが小説の醍醐味だと思いますが、そもそも漫画と違う部分が多いのでそういう読み方は出来ないかな。 -----以下ネタバレありです----- 漫画版と違ってジェレミーの裁判に子供達は傍聴しに来なかったり、裁判を乗り越える方法が違いました。 第二皇子の名前も微妙に違うので翻訳の差なのかなと思いました。 個人的に漫画で一番好きなジェレミーがシュリーに誓いを立てるシーンも無くてそこは残念でした。 ただ小説版のジェレミーはシュリーに対してボディタッチが多くて、頬にキス、手を握る、手にキスなど距離が近いです。 リシュリュー枢機卿がシュリーを執拗に見つめていた理由が一番驚きました!ここだけでも小説版読む価値有り!と思いました。 ノベライズなのでやはりスラスラ読めました。 第2巻の発売も楽しみにしています。