最初に出された中国の「唐書」には「倭国傳」と「日本国傳」が両方記載されていたが、後で別の「唐書」が出て「日本国傳」は無くなり、前書は「偽唐書」とされたこと、「倭国」は九州にあったこと、「日本国」は近畿大和にあったことを40年前に発表して古代史論争に一石を投じた、かの古田武彦先生の本です。学会からは異端として無視されておりますが今こそ見直すべきです。この本は、三世紀「魏志倭人伝」などの中国の史書に記され、「親魏倭王」と呼ばれた邪馬壹(やまいち)国の女王・俾弥呼はいかなる人物だったのかを関係史料を徹底的に読み込むことでその実像を描き尽す、との内容であり、読むのが楽しみです。
レビュー(7件)
俾弥呼
最初に出された中国の「唐書」には「倭国傳」と「日本国傳」が両方記載されていたが、後で別の「唐書」が出て「日本国傳」は無くなり、前書は「偽唐書」とされたこと、「倭国」は九州にあったこと、「日本国」は近畿大和にあったことを40年前に発表して古代史論争に一石を投じた、かの古田武彦先生の本です。学会からは異端として無視されておりますが今こそ見直すべきです。この本は、三世紀「魏志倭人伝」などの中国の史書に記され、「親魏倭王」と呼ばれた邪馬壹(やまいち)国の女王・俾弥呼はいかなる人物だったのかを関係史料を徹底的に読み込むことでその実像を描き尽す、との内容であり、読むのが楽しみです。