パワハラは「観客のいる前」で行なわれる。善人を装ったサディストは、苦しむ部下を見るのが快感なのだ。
社会学者がパワハラをやめられない人、いつもパワハラされる人を解説する。
パワハラをする人は、子供の頃に抑圧されて悔しかった思いを、大人になって弱い立場の相手にぶつけている。本人も気づいていないうちに、積年の恨みを晴らし、心の傷を癒しているのだ。人生に行き詰まり、攻撃する以外に生きていけない人なのである。
では、パワハラされるほうは問題ないのか。「弱さはずるさに鈍感であり、ずるさは弱さに敏感である」と言われる。つまり、パワハラをされる弱い人は、いい人か、いい人を装うサディストかを見分けられず、パワハラをする人は、長年抱える不満をぶつけられる相手を見つけるのに長けている。だから、うまくパワハラが成立してしまうというわけだ。本書では、さらに彼らの精神構造を深く考察する。
レビュー(8件)
暗い気持ちにならず読むことができました。 読みやすい。面白く少し怖い。 現代社会に生き残るパワハラ先輩を見つけた方へ。