古代最大の内乱「壬申の乱」に勝利、皇位を簒奪し、クーデタ政権をうちたてた天武天皇。「大君は神にしませば」と神格化され、専制君主としての実像が見えにくい。功臣たちを厚遇しつつも、現実を見据え、権力行使に不可欠の忠良な官僚を創出しようとする中、下級官人群の統制に苦悩する専制君主の側面を再発見。覇者天武の知られざる人間像に迫る。
覇者の王権ープロローグ
覇者天武の即位
乱直後の行賞
中国的専制君主への志向
功臣の永世顕彰
律令官人群の創出
現実主義者としての天武
新官僚機構の構築
下級官人群の形成
暴悪の官人たち
天武の官僚機構
忠勤しない官僚たち
罪を犯す官僚たち
天武の強制手段
死にたくなかった専制君主
天武の血族重用
死期迫る
天武は死にたくなかった
天武の心残りーエピローグ
あとがき
参考文献
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