おのが内部〈暗闇〉をもつ紫女の言説を、
犀利に読み解く。
NHKラジオ講師として好評を博した著者の、
重厚な挑み。
明晰な視座によって紡がれる
珠玉の日記作品
宮廷女房としての自己の現実を起点として、
その日常を見据えようとするとき、
〈憂き世〉という、心の底にこびりつく思念に傾斜するほかはない。
いかに克明に、どのようにつぶさに、
眼前の事実を措き定めようとしても、
内部へのいざないの声が、またしても執拗に書き手を、
包み込むのだった。
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