パスカル・ドゥヴァイヨンの ドビュッシー「前奏曲集」全作品 練習のヒント
本書は、ドビュッシー『前奏曲集』において多くの人が難しさを感じるであろう箇所を、どのように解決していくかに目を向けた内容。まず冒頭で、理想とする音楽を実現するために必要となるテクニックの基礎がまとめて紹介されている。この「練習のアイディア」の章は、他作品にも応用できるものばかりで、本編でも度々登場する。全24曲をひとつずつ解説していく本編では、「なぜ、そう解釈したのか」「その方法を採用した理由は何か」等も明確に述べられていて、読み進めていくと、今回の本のテーマである「練習」の本来あるべき姿が見えてくる。「練習」とは、それを繰り返すことによって知識と教養が深まり、自身の個性を目覚めさせていくものであるべき……。
ドビュッシー『前奏曲集』への理解を深めたい人はもちろんのこと、日々の練習の質を高めたいと願う人たちに、多くの貴重な“ヒント”を提供してくれる1冊。
練習のアイディア
『前奏曲 第1集』より
デルフィの舞姫たち
帆(ヴェール)
野を渡る風
音と香りは夕べの大気に漂う
アナカプリの丘
雪の上の足跡
西風の見たもの
亜麻色の髪の乙女
とだえたセレナード
沈める寺
パックの踊り
ミンストレル
『前奏曲 第2集』より
霧
枯葉
ヴィーノの門
妖精たちはよい踊り子
ヒースの茂る荒地
風変わりなラヴィーヌ将軍
月光の降り注ぐテラス
オンディーヌ(水の精)
ピクウィック卿をたたえて
カノープ
交代する三度
花火
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