【輸入盤】交響曲第1番(リンツ版) ヤノフスキ&スイス・ロマンド管弦楽団
ブルックナー:交響曲第1番(リンツ版)
ヤノフスキ&スイス・ロマンド管弦楽団
ヤノフスキ&スイス・ロマンド管によるブルックナー・シリーズ第6弾は、終楽章の暴れっぷりも印象的なイキの良い交響曲第1番。2005年以来首席指揮者を務めるスイス・ロマンド管弦楽団との関係はますます良好で、これまでのリリースでも、ヤノフスキらしい求心力の強い演奏を聴かせていたので、今回も大いに期待できるところです。
【ヤノフスキ】
コンサート・ファンにはホットな情感を湛えた演奏で人気の高いドイツの指揮者、ヤノフスキ(ヤノウスキー)は、1939年2月18日にワルシャワで生まれますが、ほどなく第二次世界大戦が勃発したため、すぐに母親の両親の住むドイツのヴッパータールに移住し、ドイツで暮らすこととなります。最初数学を専攻したヤノフスキですが、やがて音楽の道に進むことを決意、ケルン音楽大学に進んで指揮を学び、さらにウィーンやシエナでも研鑽を積みます。
そうした事情もあってか、ヤノフスキのCDには独墺系レパートリーが多いようですが、レパートリーそのものは、オペラとコンサートの両面で近現代音楽やフランス物までカバーしていてかなり広く、ヤノフスキの多彩な才能が十分に窺えるものとなっています。
その緻密な仕上げと隙の無い解釈は、地元ドイツでもファンの心を着実に掴んでおり、激戦区ベルリンにあって、手兵ベルリン放送響の聴衆動員率アップに大いに貢献し、2011年まで契約が延長されるという栄誉にも浴しています。
ヤノフスキは ドイツ育ちの指揮者という割にはフランス音楽が得意で、よくとりあげもしますが、それには1984年から20年近くに渡って深く関わったフランス国立放送フィルでの仕事の影響もあるのでしょう。この頃の実績により、ヤノフスキはメシアンの権威として高く評価されてもいました。
一方でヤノフスキはドイツの歌劇場叩き上げタイプのオペラ統率ができる人物でもあり、シュターツカペレ・ドレスデンを指揮した『指環』では、歌手の持ち味と美しいオーケストラ・サウンドを堪能させつつ、引き締まったドラマ展開を創出していたものです。
【スイス・ロマンド管弦楽団】
アンセルメが創設したオーケストラで、かつてはヤノフスキの師でもあったサヴァリッシュが11年間に渡って首席指揮者を務めていたオーケストラでもあります。そのサウンドはドイツ物もフランス物も無理なくこなしてしまう ニュートラルな性格を持った機能的なもので、優秀録音で聴くとその高度な表現力よくわかります。(HMV)
【PentaTone classics】
高音質で人気のSACDレーベル「ペンタトーン・クラシックス」は、2002年に活動を開始したオランダのレーベルで、元フィリップスのスタッフを中心に設立されています。同レーベルはこれまで着実に実績を重ねてきており、すでにオーディオ・マニア御用達レーベルとなった感もあります。
「ペンタトーン」には、新録音シリーズと、PHILIPS音源のリマスター発売シリーズがありますが、今回は、レーベルの看板指揮者でもあるヤノフスキによる新録音シリーズということで、最新のDSDレコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の高音質ハイブリッドSACD仕様となっています。(HMV)
【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第1番ハ短調 1866年第1稿(リンツ版)
スイス・ロマンド管弦楽団
マレク・ヤノフスキ(指揮)
録音時期:2011年6月
録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
録音方式:DSDレコーディング
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
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