- 15
- 4.21
アガサ・クリスティーの夫マックスは、著名な考古学者であった。しばしば夫婦は中東の地へ発掘旅行に出かけ、彼の地で実り多い時を過ごしている。二人で第二次大戦前に訪れたシリアでの発掘旅行の顛末を、ユーモアと愛情に溢れた筆致で描いた旅行記である本書は、また豊かな生活を送った夫妻の結婚記録でもある。
アガサ・クリスティーの夫マックスは、著名な考古学者であった。しばしば夫婦は中東の地へ発掘旅行に出かけ、彼の地で実り多い時を過ごしている。二人で第二次大戦前に訪れたシリアでの発掘旅行の顛末を、ユーモアと愛情に溢れた筆致で描いた旅行記である本書は、また豊かな生活を送った夫妻の結婚記録でもある。
レビュー(15件)
巻頭8ページ分裏表、白黒写真。 遺跡を旅行した際に聞かれる 「旅行はどうだった?」に対するこたえのような本。 夫婦で旅行(調査?)する時の準備から 行ってからの様々な事象を叙述した本。 殺人事件もなーんもミステリアスなことは起こらないが 楽しくエッセイを読める。
アガサクリスティーのアラブでの発掘旅行記です。面白いですが、アガサファンじゃない人にとってはどうなんでしょう。
ユーモアたっぷりの訳文が最高。私も発掘隊に加わりたくなりました。
不幸な最初の結婚生活の後、40歳にしてアガサは14歳年下の考古学者マローワンと大恋愛の後結婚。 シリアの発掘調査に妻として同行して、現地での生活などが書かれています。実は二次大戦前の話だから、そういう意味でも貴重。 何より、アガサの楽しげな「考古学者の妻の顔」が心和ませてくれます。