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18歳の美大生が交通事故で記憶喪失になる。それは自身のことだけでなく、食べる、眠るなどの感覚さえ分からなくなるという状態だったー。そんな彼が徐々に周囲を理解し「新しい自分」を生き始め、草木染職人として独立するまでを綴った手記。感動のノンフィクション!
18歳の美大生が交通事故で記憶喪失になる。それは自身のことだけでなく、食べる、眠るなどの感覚さえ分からなくなるという状態だったー。そんな彼が徐々に周囲を理解し「新しい自分」を生き始め、草木染職人として独立するまでを綴った手記。感動のノンフィクション!
レビュー(84件)
まだ全部読んでいませんが、とても興味深い本です。
坪倉さんの文章、お母様の手記に引き込まれました
ドラマやアニメでよく見る記憶喪失ですが、実際に記憶喪失になると本人にも家族にも周りが想像し得ない多くの苦労や葛藤があるのだと知りました。 エピソードが大体時系列でエッセイ風に綴られているので、重苦しい雰囲気はなく読みやすいです。 あまり涙脆いほうではないのですが、何度も涙しました。母にもすすめましたが、母も感動していました。
某テレビで坪倉さんの事を知り、この本を購入しました。大変な経験をされ、ご自身、ご家族、大変だったと思います。さらっと読めましたので、続編が出れば、読んでみたいです。
『希望の光を見つけ掴み続ける強さ』
ある日突然今までの記憶を無くす事がどんなことなのか想像出来ませんが・・ 本人のみならずご家族、特にお母さんの立ち位置、日々の対応に苦労されただろうと思いながら読みました。 我が家の幼い孫がこの世に生を受け、真っ新な頭の中で一つ一つ物事を見て触って覚えていく過程がこのようなことなのかなぁ?と身近な事に置き換えてもみました。 人の摩訶不思議な可能性を感じさせてもらいました。 口で言うのは簡単でなかなか出来ませんが・・見つめて護る事の大切さを改めて考えさせられました。