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クラスメイトの突然の転校、近しい人との死別、見知らぬ大人や、転校先での出会い、異性へ寄せるほのかな恋心、淡い性への目覚め、ケンカと友情ーまだ「おとな」ではないけれど、もう「子ども」でもない。微妙な時期の小学五年生の少年たちの涙と微笑みを、移りゆく美しい四季を背景に描く、十七篇のショートストーリー。
クラスメイトの突然の転校、近しい人との死別、見知らぬ大人や、転校先での出会い、異性へ寄せるほのかな恋心、淡い性への目覚め、ケンカと友情ーまだ「おとな」ではないけれど、もう「子ども」でもない。微妙な時期の小学五年生の少年たちの涙と微笑みを、移りゆく美しい四季を背景に描く、十七篇のショートストーリー。
レビュー(153件)
子どもの頃は嫌なことがたくさんあって、大人になってからの方が圧倒的に楽しいと常々思っています。でも、この先忘れていくかもしれない子どもの頃の気持ちを、ずっと忘れずにいたいと思いました。
国語の授業の教材研究にお勧めの一冊
中学・高等学校の教科書に採択されている作品がまとめて読めます。「バスに乗って」は、入院中の母親のお見舞いにバスに乗って通う少年の物語ですが、バスの回数券を使うと母親の入院期間が長引くと思い、回数券最後の一枚を使いたくない一心で、バスの運転手さんに事情を話す場面が教材的にはヤマの部分です。「自分の思いを言葉で伝える」ことの大切さ。バスの半券にメッセージを記すくだりも、運転手さんへの感謝の思いを自分なりの言葉で伝えようとする少年の成長過程が描かれています。少年の成長を中心に授業内容を組み立てていくとき、その前後の物語を読んでいるのとそうでないのとでは、生徒に伝えたい思いに大きな差が生まれると思います。読んでいないと、生徒に気が付いてほしい点を教師の側が見落としてしまうかもしれません。教材として扱われる国語の教員の皆さんには、ぜひ全編読んでおいてほしい一冊でした。40年ほど前の津山市が舞台でしたので、私的にはなつかしさも感じながら読めました。
高学年の女子の反応
高学年の娘は読書は大好きなものの、青い鳥文庫、角川つばさ文庫など、ふりがな有りの学園ものばかり読みたがるので文学作品にはどんな反応を示すだろうと、試しに購入して渡してみたした。 結果、大人が子供の頃の感覚を思い出して書いているので、表現が複雑~、意味はわかるけどね。だそうで。それまで読んでいた「子供向け」とはやはり一味違う様子。子供と大人の境目な世代の複雑な心の成長を描いているので、こちらは瑞々しい気持ちで読めます。
著者:重松 清 小学五年生 . 十七篇のショートストーリー クラスメイトの突然の転校 近しい人との死別~ ('ω')ノ.....☆☆...... 微妙な時期の小学五年生の少年たちの涙と微笑みを 移りゆく四季を背景に描く小説 !(^^)! ステイホーム ゆっくり読ませて頂きます (^^)v
中学受験をする娘に購入しました。 男の子の方が共感できる内容かと思いますが、誰もが共感できそうな小学生の心情が書かれていて、読みやすいと思います。