人間は、人跡未踏の大自然に身をおいたときに、
どのような行動をとるのか。
氷壁とフィヨルドの海岸に囲まれたグリーンランドで、
地質学者は、何を見、何を感じたのか。
地球科学とネイチャーライティングを合体させて、
最高のノンフィクションとたたえられたジョンバロウズ賞受賞
はじめにーー人跡未踏の極限の大地"ウィルダネス"を経験するということ
序章ーー人間として科学者として大自然の中で理解できること、できないこと
第1章 再発見
沈黙ーーベースキャンプから白夜にさまよい出る
蜃気楼ーー未知の存在を知らせるための合図
岩を砕くーーふたつの大陸の縫合帯なのか
ハナゴケーートナカイが好む地衣類を食べてみる
ハヤブサーー至近距離での遭遇、新しい経験の宝庫
第2章 統合
太陽の壁ーーサーフィンが人生のすべてだった
鳥のさえずりと神話ーー音の蜃気楼に出会う
ライチョウーー親鳥とヒナとの遭遇、ホッキョクイワナの川で沐浴
きれいな水ーー淡水と海水が出会う場所の生命のにぎわい
魚の川ーー捕食者ウルクが襲う
第3章 発現
潮流ーーゾディアックがうず潮にはまる
時計じかけの小石ーー巨大な斜方輝石の堆積物を発見する
氷ーー氷壁・氷山・氷の結晶
アザラシーー狩り、食す
帰還ーー細かい境界で区切られた世界へ戻る
終章
おわりにーーウィルダネスを共有することの意味
用語集
謝辞
訳者あとがき
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