本書の意義とは、生身の三島を知らない若い世代ー再生産されつづける多種多様な三島のイメージに混乱し、どのようにこの作家を理解していいかわからずにいる世代ーに、外国人の目を通した、余計なバイアスのかかっていない三島像を伝えることができる点である。意識するしないにかかわらず上の世代が捕われていた、同時代人としての三島に対する複雑な感情、そういったものとは無縁の世代によって今後は新たな理解と解釈がもたらされることになるだろうが、この作家の全体像をある程度ニュートラルな形で提示する本書は、三島研究の格好の入門書となりうるに違いない。
レビュー(5件)
外から見た三島
海外の方が書かれているのですが、日本ではない観点からみた三島さん その捉え方に興味が有ったので購入してみました。
外国からの視点として
外国人が三島由紀夫をどう見ているのか参考になりました。