「近代政党」の基盤たる地方組織はいかに形成されたのか。島根県出身で第25代内閣総理大臣・若槻礼次郎の個人後援会を中心に、憲政会・民政党の組織網整理の経緯を解明し、戦前期の政党政治を捉え直す。また若槻が立身出世を体現する人物として定着した経緯から、政治家と社会の関係も考察する。
はしがき
序 章 戦前の政党をめぐる論点
第1章 島根県における憲政会・立憲民政党勢力の形成と展開
第2章 戦前期地方政党組織論
第3章 一九三〇年代の二つの総選挙をめぐる二つの逆説
第4章 選挙粛正運動の展開とその限界
第5章 政党政治家のイメージ形成
終 章 「近代政党」の経験をどう見るか
参考文献
あとがき
事項索引
人名索引
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