三人の兄姉弟による共同統治体制が敷かれる王国・イルバス。
きょうだいの中で最も優れた偉大な王であると自負する長兄アルバートだが、近頃は唯一懸念があったーー世継ぎ問題である。
中間子ベアトリス、末弟サミュエルが身を固めつつある中、アルバートも後れを取るまいと花嫁探しに乗り出すことに。
条件はただひとつ、「誰よりも子を産める丈夫な女」。だが、お眼鏡にかなう理想の女性は中々舞踏会には現れず……。
一方、山奥の修道院のシスター・クローディアは、太陽のもとに出られない金色の片眼を持ち、また人並外れた怪力のため年頃の娘ながら「隠者」と呼ばれるような暮らしをしていた。
ある雨の夜、予期せぬ邂逅を果たしたクローディアとアルバートの運命は?
更には謎の老人率いる組織「赤の王冠」の暗躍により、イルバス、ニカヤ、カスティアをも巻き込む大いなる陰謀が動き出そうとしていてーー!?
レビュー(5件)
廃墟シリーズ5冊目、長男アルバート編。 アルバートの王杖ウィルが面白い。アルバートにあのような口を聞けるのは彼だけだろうな。 クローディアのお陰で三人の王の母イザベラも快方に向かったし良かった。 ギネスとミリアムの息子ジュストが不穏な動き。そんな怪しさを残したまま次巻へ続く…続きが早く読みたいな。