【輸入盤】イタリアのヴァイオリン・ソナタ集(7CD)
イタリア・ロマン派の旋律美に富む作品群
イタリアのヴァイオリン・ソナタ集(7CD)
イタリアのヴァイオリニストたちによる演奏
イタリアはヴァイオリン音楽の始祖の地でありその歴史は500年に及んでいます。楽器製作、作曲、出版、演奏、教育といった多岐に渡る分野で非常に重要な役割を果たしてきましたが、オペラ業界の圧倒的な強さの影響もあって、19世紀後半以降は器楽分野は少し地味な存在になっていました。しかしそのオペラ業界の規模の大きさのおかげもあってか、反伝統系コスモポリタニズムやジャーナリズムの脅威に晒されることもあまり無く、結果的に芸術擁護を謳う助成金システムも普及しなかったため、イタリアでは旋律美を音楽に盛り込むことが20世紀になってからも普通に続けられ、器楽の分野でもロマン派音楽の影響が長く続いていたのは今となっては朗報とも言えます。
当セットには13名の作曲家の作品を収録。最も古いアントニオ・バッツィーニのソナタが1872年、最も新しいリッカルド・マリピエロのソナタが1956年の作品なので、その幅は84年間となり、ロマン派後期から近現代の時期までカバーしていますが、作風はマリピエロに僅かに現代的な要素が含まれるほかは伝統的な様式が支配的で、通常のクラシック作品と同じ感覚で聴けるものばかりです。
ブックレット(英語・12ページ)には、Gramophone誌やStrad誌でもおなじみのピーター・クァントリルによる書き下ろし解説が掲載。
▶ Brilliant Classicsを検索 収録内容CD1
◆ オットリーノ・レスピーギ [1879-1936]
収録曲
■ ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 P15:1897年にボローニャで作曲。
■ ヴァイオリンとピアノのための6つの小品 P31:1901年にボローニャで作曲(第2曲のみ1902年サンクトペテルブルク)。バロックから印象派までレスピーギへの影響圏が反映されたサロン的小品群。
■ ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 P110:1917年にローマで作曲。第3楽章パッサカリアはブラームスの交響曲第4番第4楽章の断片的な変形引用を思わせる力作。
幼少期
■ イタリア北部のボローニャ、市立劇場(テアトロ・コムナーレ)近くのアパートで誕生。
■ 郵便局勤めのアマチュア・ピアノ教師でヴァイオリンも弾く父ジュゼッペがピアノとヴァイオリンを指導したことでレスピーギは幼い頃から両方の楽器を演奏。父方祖父はボルゴ教区サン・ドンニーノ大聖堂(現・フィデンツァ大聖堂)のオルガン奏者。教育
■ ボローニャ音楽院(ヴァイオリン&ヴィオラ:1899年修了、作曲:1901年修了)。
■ サンクトペテルブルク音楽院でリムスキー=コルサコフに5か月間師事(1901)。職場
■ ボローニャ市立劇場管弦楽団ヴィオラ奏者(1896〜1902)
■ ロシア帝国劇場管弦楽団ヴィオラ奏者(1900〜1901、1902〜1903)
■ ボローニャ市立劇場管弦楽団ヴィオラ奏者(1903〜1908)
■ ムジェッリーニ・ピアノ五重奏団(1903〜1908)
■ ベルリン・ガルディーネ・ゲルスター声楽学校(1908〜1909)
■ ローマ聖チェチーリア音楽院(作曲科教授:1913〜1936、院長:1924〜1926)主要拠点
■ ボローニャ(1879〜1900、1902/22年間)
■ サンクトペテルブルク、モスクワ(1900〜1901、1902〜1903/2年間)
■ ボローニャ(1903〜1908/5年間)
■ ベルリン(1908〜1909/1年間)
■ ボローニャ(1909〜1913/4年間)
■ ローマ(1913〜1936/23年間)CD2
◆エルマンノ・ウォルフ=フェラーリ 1876-1948
収録曲
■ ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.1 ト短調:1895年に作曲。
■ ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.10 イ短調:1901年に作曲。
■ ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.27 ホ短調:1943年に作曲。
幼少期
■ イタリア北部のヴェネッツィアに誕生。洗礼名はヘルマン・フリードリヒ・ウォルフ。ドイツとイタリアの二重国籍。
■ 母はイタリア人のエミーリア・フェラーリで早くからピアノを指導。
■ 父アウグスト・ウォルフ [1842-1915] は、ミュンヘンの
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