1944年夏、フィンランドに2度目の奇跡が起こった。夜が訪れることのない北欧の夏。北フランス、ノルマンディの海岸に連合軍が上陸した3日後。フィンランド南部、カレリヤ地峡の前面に恐るべきロシア軍の大軍が蝟集していた。おびただしい数の航空機と砲兵に支援されたロシア軍は、たちまちフィンランド軍の戦線を破り、重戦車の大軍を先頭に10日間で百キロを前進。首都ヘルシンキを中心とした南部フィンランド全域の占領も間近と思われたそのとき、全予備兵力を結集したフィンランド軍による乾坤一擲の大反撃が発起された。そして起こるはずのないことが起こった。ロシア軍による戦略攻勢を挫折させたフィンランド軍の驚くべき敢闘。
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