最愛の母を自宅で看取った、泣き笑い回想録
直木賞作家・桜木紫乃さんが大絶賛!
<一緒にお母様を看取らせてもらったような錯覚は、わたしがこれから行く道を照らしてくれるだろう。本書は、親をなくすという大切な儀式のテキストだ。>(文庫解説より)
元「食堂のおばちゃん」山口恵以子さんが松本清張賞を受賞して実質的な作家デビューを果たしたのは55歳の時。お見合いは43連敗、ずっと実家住まいの山口さんをいつも傍らで見守り、励ましたのが母・絢子さんでした。
そんな最愛の母が認知症になってから、自宅での介護、看取り、そして葬儀のことまでを温かな筆致で克明に綴った『いつでも母と』は、単行本発売時に大反響を呼びました。
文庫化にあたり、絢子さんの主治医でしろひげ在宅診療所院長の山中光茂先生との対談や山口さんの書き下ろしエッセイ、桜木紫乃さんの解説を新たに加えています。
山口さんは「はじめに」でこう綴っています。
<介護を体験した方や、現在介護中の方、大切な人との別れを経験した方にとって、この作品が少しでもお役に立てれば、あるいは何の役にも立たなかったけど「あまりのアホさ加減に思わず笑ってしまった」なら、大変幸せに思います。>
【編集担当からのおすすめ情報】
単行本の発売時には、朝日新聞「折々のことば」(2020年3月25日付朝刊)や読売新聞、産経新聞、ESSEなど、数多くの媒体で紹介され、話題を呼びました。読者の方の感想には、「在宅介護や自宅での看取りなど、とても参考になった」というものも多く、より実用的にも役立つようにという願いを込めて、文庫化にあたっては、主治医の山中光茂先生との対談を収録しました。
文字も大きめで、読みやすくなっています。本書を手に取った皆さんのお役に立てればと思っています。ぜひご覧ください。
レビュー(12件)
母の介護をしていた頃の記憶を辿る様に読みました。 大切な人との別れが近づいてくることの切なさ 大切な人を守らなければと強い自分もまたそこにいるという驚き。 支援してくれる社会制度やそれに従事して手助けしてくれる人達がいること。 皆さんに読んで欲しいと思います。 私は今でも 「いつでも母と」一緒にいます。
親の介護問題…うーん、なかなか問題ばかりで!!ストレス軽減するかな?と思って購入。
私も今年急きょ両親の介護をすることになり、いろんな人の経験談を読みたくて購入しました。お母様の状況やご自身のお気持ちなど赤裸々に描かれていますが大変さを感じさせないところが、かえって、じんときました。ここまでできるか分かりませんが、励みになりました。