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日本人は、宗教なしに道徳をどう学ぶのかーこうした外国人の疑問を受け英文で書かれた本書は、世界的ベストセラーとなった。私たちの道徳観を支えている「武士道」の源泉を、神道、仏教、儒教のなかに探り、欧米思想との比較によってそれが普遍性をもつ思想であることを鮮やかに示す。「武士道」の本質をなす義、仁、礼、信、名誉などの美徳は、日本人の心から永久に失われてしまったのか?日本文化論の嚆矢たる一冊を、第一人者による清新かつ平明な現代語訳と解説で甦らせる。
日本人は、宗教なしに道徳をどう学ぶのかーこうした外国人の疑問を受け英文で書かれた本書は、世界的ベストセラーとなった。私たちの道徳観を支えている「武士道」の源泉を、神道、仏教、儒教のなかに探り、欧米思想との比較によってそれが普遍性をもつ思想であることを鮮やかに示す。「武士道」の本質をなす義、仁、礼、信、名誉などの美徳は、日本人の心から永久に失われてしまったのか?日本文化論の嚆矢たる一冊を、第一人者による清新かつ平明な現代語訳と解説で甦らせる。
レビュー(91件)
現代語訳なので読みやすかったです。子どもにも読ませたい一冊です!
とりあえず、日本人なら一度読んだ方がよい。西洋の文化と対比させて書かれているのでとても面白い。
武士道
一度は読んだいた方が良いとおもいます。日本男児
日本人とは?
有名な新渡戸稲造の著作で前から読みたいと思っていた本です。タイトルは『武士道』で武士の世界の話ではと思ってしまいますが、そうではなく西欧人に向けて日本人について正しく理解してもらおうと日本人が初めて日本人の立場で日本文化の本質、日本人特有の精神構造につき、紹介したといえる本です。 当然原書は英語で書かれたもので、本書はその日本語訳(現代語訳)です。 新渡戸はその根幹に流れているのが武士道であるといっています。 日本人と欧米人の違いを端的に花にたとえ、日本人は桜、欧米人はバラと対比したところはなるほどわかりやすいと関心させられました。『生』ということに対し、欧米人は執着するが、日本人は欧米人ほど執着しない、バラの花は枝上で朽ちるが、桜の花は潔く散り落ちる・・。 明治時代に武士の子である著者が書いた昔の本ですが、日本人とは何かを考えるうえで、今の時代になっても色褪せない、現代人である日本人が読んでもなるほどと共感できる、参考になる内容だと思います。一読の価値ありです。
あの有名「武士道」を読んでみたくて
武士道、読みました。ためになりました。日本人なら一度は読みましょう。でもこれを明治時代に英語で書いたというのはすごい。