- 47
- 3.85
一九八九年にベルリンの壁が崩壊して、ソ連の共産主義は崩れ去った。そして二十年が経ち、今度はアメリカの資本主義が大崩壊を始めた。AIG、シティグループなどの実質的な国有化からもそのことは明らかであり、国家による一連の救済策は資本主義のルールではなく、社会主義、共産主義のルールに則っている。本書は、この重大な歴史認識を持つことから説き起こして、グローバリズム〜金融腐敗という未曾有の大混乱を誰が招いたのか、ことの真相を明らかにし、さらに国民の資産を守るために、日本がとるべき新しい進路を指し示す。
レビュー(47件)
読みやすい。
広瀬隆の本としては読みやすいです。 テレビや新聞のニュースではすっきりしなかったサブプライムローンが起こった背景などがこの本を読むとすっきりします。書いてあることが全て事実だとすると、新聞やテレビの存在意義を疑ってしまいます。事象の説明についてはテレビや新聞のニュースより説得力があるし論理的だと思います。
リーマンショックから1年が経って、あの騒動は何だったのかが確認出来る一冊です。
サブプライム崩壊が気になったので
なかなか面白くて読みやすい本でした。1日で読んでしまいました。もしこの本が本当ならですが、アメリカ社会、金融投資家、超富裕層の仕組みがわかります。アメリカ貿易センターからテロとの戦い、イラク、アフガン戦争も宗教対立かと色々考えさせられました。日本の庶民には理解しにくいなと思いました。
FANなら是非
広瀬隆本にしてはサラッと軽い本です。 赤い楯を読み返す決心がつかない私には ぴったりでした。
まだ,最初の辺を読んでいる。 1929年からの世界恐慌や今回の金融危機(腐敗), 原油高・・・なぜ起こったのかについて書かれている。 根拠立てて説明する内容はとても現実味を感じる。 そして,私として何より面白いのは,NewYorkTimesの 一コマ漫画を交えての解説。 是非お勧めです。 すごい内容でした。 もし,これが本当なら早くみんなが気付くべきです。 郵政民営化で,また私たちの大金が掠め取られてしまう。