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日本の新聞・テレビ記者たちが世界中で笑われている。その象徴が日本にしかない「記者クラブ」制度だ。メモを互いに見せ合い同じカンニング記事を書く「メモ合わせ」、担当政治家が出世すれば自分も出世する歪んだ構造、権力におもねり掴んだ事実を報道しない体質。もはや新聞・テレビは権力をチェックする立場と国民に知らせる義務を放棄したも同然である。恐いもの知らずのジャーナリストがエリート意識にこりかたまった大マスコミの真実を明かす、亡国のメディア論。
日本の新聞・テレビ記者たちが世界中で笑われている。その象徴が日本にしかない「記者クラブ」制度だ。メモを互いに見せ合い同じカンニング記事を書く「メモ合わせ」、担当政治家が出世すれば自分も出世する歪んだ構造、権力におもねり掴んだ事実を報道しない体質。もはや新聞・テレビは権力をチェックする立場と国民に知らせる義務を放棄したも同然である。恐いもの知らずのジャーナリストがエリート意識にこりかたまった大マスコミの真実を明かす、亡国のメディア論。
レビュー(106件)
かなり・・
昔に購入しました。 今現在は、「ジャーナリズム」がある意味、 暴走しているのかな?といった時代です。 ですので、書かれた時期とは異なりますが、 その考え方が、異なる今でも、通用すると感じました。 長い時間、読みませんでしたが、買っておいて良かったと思いました。
上杉隆さんの本はいつも面白く読んでいます。
ガラパゴス日本人には必読の本です。
日本のメディアの常識は世界の非常識だということがわかる本です。特に記者クラブというモノの酷さは日本国民は知るべきで必読の本です。日本の大マスコミがあらゆる産業や政治家、公務員の中にいる既得権益にしがみつく者を寄生虫呼ばわりで報道するが自分達が一番既得権益にしがみついていることがわかっていない。 マスコミの既得権益を規制緩和したりしようとした小沢元幹事長や原口元総務大臣が大バッシングを受けているのは偶然ではないでしょう。 日本の民主主義のためにはこの本を教科書にしても良いくらいです。
こりゃ話題だわ・・・
発売されてから、入手する機会を逸していましたが、やっとこさ腰を上げて購入しました。 これは一気に読めます。読んでみてはじめて「記者クラブの構造」も理解でき、さんざっぱら悪口を言われている"日本のマスコミ”の実体も見えた気がします。 最近の田原さんの発言は、これと似たような物が聞こえます。よっぽどインパクトの強い新書だったのでしょう。頭の中にすっかりインプットされてるかも。 読みやすいですし、スリリングでもあります。今の政局を楽しむためにも、お時間があればおすすめします。
ジャーナリズムとは誰のためのものか
ジャーナリズムのあり方を示し、その上で日本の記者クラブ制度を中心に日本のジャーナリズムを批判しています。たまに強引な主張もありますが、署名記事や実名報道のあり方にはかなり納得・共感できるものがあり、面白く読めました。この本を読んだ後で、漆間発言に対するメディアの反応や中川辞任劇の記者クラブの様子、朝日新聞の死神発言を考えると。。。益々納得。