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「決められた正解を素早く出す」ことが優秀な人とされた時代から「自ら正解をつくる」ことができる人の時代へ。 「自ら正解をつくり出す時代」の思考の技術。 近年の日本の地盤沈下の背景には、すでに世界が「正解がない時代」になってるにもかかわらず、いまだに日本では「決められた正解を素早く出すことが優秀な人の条件」とされていることにある。これらは変わらない偏差値信仰、近年の官僚・みずほ銀行などのエリート組織の躓きを見ても明らか。 「正解がない時代」とは「正解がいくつもある時代」のこと。そのためには自分たちで正解をつくっていく必要がある。そして自分たちで正解をつくるとは、仮説ー実行ー検証を回していくことにほかならない。 この過程で必ず付いてくるのが失敗。いままで避けがちだった失敗とどのように向き合い、どのように糧としてしゃぶりつくすのか、そこがこれからの時代の成否を分ける。 そのためのポイントを丁寧に解説、これから私たちが身につけるべき思考法を明らかにする。 第1章 正解がない時代の人材とは 第2章 すべては仮説から始まる 第3章 失敗を捉えなおす 第4章 仮説の基礎をつくる 第5章 仮説をつくる三つのポイント 第6章 仮説を実行する
レビュー(8件)
良いと思います。
失敗の本質など、良書を読み、この失敗学も参考になると思い読んでいます。 ハードカバーなのでやや高価であることと持ち運びにはかさばりますが。 そろそろ昭和企業の考え方を変えようよ という内容。 その通りと思いながら読んでいたら、自分自身が社内左遷に合ってしまった。 本音で話せて改善ができる会社は良い会社、建前ばかりの忖度組織は、提案を批判ととらえられる 現在の自社ではやはり今後の成長は見込めないなと思い、転職を本気で検討中。