創価学会創立者戸田城聖の『若き日の手記・獄中記』の改題・新版である。
戦後の荒廃の焼野原に一人立ち今日の創価学会の礎を築いた戸田城聖が、故郷北海道の青春時代に折にふれ書いた手記と、信仰の真髄を開悟した獄中での厳しい弾圧と戦い、囹圄の身でありながら、民衆救済に心を砕いた書簡が収められている。
偉人、巨人と評されるが、若き日の出口の見出せない迷いと悩み、内に秘めた情熱を自己制御できないジレンマ、それらがよく読み取れる。後年花開く「人間革命」の萌芽が、北の大地で身を焦がしながら温められていたのである。まさに光明は苦悩の中にあった。
人生の指針を求める人びとにとって、信仰の覚悟を見出したい人びとにとって、かけがえのない書となるであろう。
口絵写真/若き日の手記(大正三年九月〜大正十一年四月)光明は苦悩の中に/獄中書簡(昭和十八年九月〜昭和二十年五月)真ノ平和ハ清浄ノ信仰カラ生ジマス/心影余滴(昭和二十年七月〜昭和二十八年)生きて生きて信仰怠りなさるな/あとがき(加清 蘭)
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