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「私はどうにも近江が好きである」-「湖西のみち」(第1巻)以来の「近江散歩」。江戸時代と変わらずたたずむもぐさ店や銃砲店に驚き、一方で景観や湖水を我が物顔に侵す乱開発を憤る。「奈良散歩」では春浅い東大寺に千年以上の伝統を持つ修二会(お水取り)の行事を訪ねる。「この世には移ろわぬものがあるという安堵感」を説くくだりは、「文明」と「文化」の違いを考えさせて、深い。
「私はどうにも近江が好きである」-「湖西のみち」(第1巻)以来の「近江散歩」。江戸時代と変わらずたたずむもぐさ店や銃砲店に驚き、一方で景観や湖水を我が物顔に侵す乱開発を憤る。「奈良散歩」では春浅い東大寺に千年以上の伝統を持つ修二会(お水取り)の行事を訪ねる。「この世には移ろわぬものがあるという安堵感」を説くくだりは、「文明」と「文化」の違いを考えさせて、深い。
レビュー(19件)
街道をゆく 奈良
初めて購入しました。 テレビを見ていて知りました。 この本を読んで旅行をしたいと思いました。
満足
[ 司馬遼太郎 ]の作品が気に入って読んでいます あるか心配しました 大変良かった。
奈良
「奈良散歩」を読みたくて手に取りました。 奈良ツウの人には、ぐっと引き込まれる含蓄のある深いぃお話。 奈良ビギナーの人にも、奈良へ行ったらちょっとお披露目したい「へぇ」的ウンチク話。 もちろく、「近江散歩」も楽しく読めました。
やっぱり面白い
間違いありませんね、このシリーズ。ずいぶん前の原稿ですが、今読んでも旅情をかきたてられます。歴史を旅する楽しさと知的満足があります。字が大きくなった?ようですが、老眼の私にはもうちょっと大きくても良い感じです。
司馬遼太郎さんの本は
司馬遼太郎さんの本は、かつて敢えて遠ざけていました。理由は、NHKの大河ドラマになっていて、読む必要がないと思ったからです。 しかし、この「街道をゆく」シリーズを手にして、なんともったいないことをしていたのかと、臍を噛むことしきりです。 インターネットで地図を見ながら読んでいます。 司馬遼太郎さんの言葉のとおり頭に描き、それがネットで写実的に現れてきます。 かなり私にはうれしい本です。 このシリーズ、少なくとも国内のものは、読破したいです。