シートンのパスティーシュですね。文学的にも稚拙です。シートンは動物たちを擬人化する手法で感情面を感動的に表現していますが本作にはありません。アラスカを十数回訪れている自分としては、本作は事実なのかフィクションなのかも曖昧で伝わってくるものが弱いです。星野氏の作風とは全く異なっており、氏は単にアラスカというだけで取り上げたに過ぎないと思われます。,星野道夫さんの作品が好きで、エッセー等で紹介されていたこの作品にも興味を持っていました。日本語で読めるので購入してみました。壮大な北極圏の自然とそこに生きる動植物の営みが簡潔な文章で、まるで詩のように美しく語られています。しかし、北極圏の自然体系はもろく、ほんの少しのダメージでさえ回復するのに膨大な時間を必要とし、もしくは回復すらできないほどです。人間が資源を必要とするのは仕方ないことかもしれないが、それでも今一度足を止めてよく考えなければ、いよいよ地球はダメになるのだと痛感します。
レビュー(4件)
文学的に稚拙
シートンのパスティーシュですね。文学的にも稚拙です。シートンは動物たちを擬人化する手法で感情面を感動的に表現していますが本作にはありません。アラスカを十数回訪れている自分としては、本作は事実なのかフィクションなのかも曖昧で伝わってくるものが弱いです。星野氏の作風とは全く異なっており、氏は単にアラスカというだけで取り上げたに過ぎないと思われます。
星野道夫さんの作品が好きで、エッセー等で紹介されていたこの作品にも興味を持っていました。日本語で読めるので購入してみました。壮大な北極圏の自然とそこに生きる動植物の営みが簡潔な文章で、まるで詩のように美しく語られています。しかし、北極圏の自然体系はもろく、ほんの少しのダメージでさえ回復するのに膨大な時間を必要とし、もしくは回復すらできないほどです。人間が資源を必要とするのは仕方ないことかもしれないが、それでも今一度足を止めてよく考えなければ、いよいよ地球はダメになるのだと痛感します。