死に直面したブッダは、自らの得た覚りを弟子たちに開示した。このブッダが最後に残した諸々の教えを、多彩な比喩を随所にちりばめ、明快な問答形式で記したのが『涅槃経』であり、数ある仏教経典のなかでも「仏性思想」を説いてひときわ異彩を放っている。中国・朝鮮・日本等、東アジアの仏教思想に多大な影響を与えた『涅槃経』の精髄を読み解く。(講談社学術文庫)
死に直面したブッダは、自らの得た覚りを弟子たちに開示した。このブッダが最後に残した諸々の教えを、多彩な比喩を随所にちりばめ、明快な問答形式で記したのが『涅槃経』であり、数ある仏教経典のなかでも「仏性思想」を説いてひときわ異彩を放っている。中国・朝鮮・日本等、東アジアの仏教思想に多大な影響を与えた『涅槃経』の精髄を読み解く。
第1章 仏教の基礎知識
第2章 『涅槃経』について
第3章 仏性とはなにかーーその意味するもの
第4章 『大乗涅槃経』のユニークな思想
第5章 多彩な比喩説法を読む
レビュー(5件)
より良く生きるための教養
東日本大震災で間一髪で助かって以来、「死」と言う物が身近に存在すること、人生の儚さを感じました。仏教と言うと、葬式くらいしかかかわりがありませんが、経典の内容がより良い人生を歩むために、釈迦を含めた複数のブッダ達が悟った事がまとめられた物である事が良く解かりました。 涅槃経の本文全体が収載されていたならば、より理解が深まったと思います。
浄土真宗の法座で浄土三部経(『仏説無量寿経』・『仏説観無量寿経』・『仏説阿弥陀経』)だけでなく、大乗仏教の基本教典として『涅槃経』が重要であることを知りました。全訳はとても無理なので入門書として本書を選びましたが、前段として仏教の基礎知識、涅槃経の位置づけから始まり、主要部分は涅槃経の根本である「仏性とは何か」について丁寧にしかし易しく説かれており、初心者にも分かりやすい内容でした。何度でも読み返すことのできる良書だと重います。
電車に乗る際、読む本を探していました。早速読もうと楽しみにしています!
読書
ブッダがお亡くなりになる最期の様子を描いた物語が読めると期待していたら、全く違っていた。 大乗涅槃経の特徴的な思想、特に仏性について詳しく解説されていた。 この経典がその後の大乗仏教に与えた影響の大きさが伝わってきた。 ただ、あらすじだけでも載せておいて欲しかった。