二篇の戯曲のうち「サド侯爵夫人」の方はフランス革命の少し前から直後にかけて、「わが友ヒットラー」の方はドイツ革命が行われ、ヒットラーが首相になったあと、ユダヤ人大量虐殺などの狂気の沙汰が大々的に始まる前の時期を題材としています。そういった社会の過渡期には、壮絶な人間のドラマが生まれるということなんでしょうね。心から共感できるのは、ひたすら夫の言いなりになる「従順な妻」から脱却するサド侯爵夫人の方かな・・・。,いかにも三島由紀夫らしい作品です。マルキ・ド・サドとアドルフ・ヒトラーという、どちらも狂気の人間を扱っています。三島本人が述べているように、この2作品は対になっています。三島でなければ、この2作品は生まれていません。
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二篇の戯曲のうち「サド侯爵夫人」の方はフランス革命の少し前から直後にかけて、「わが友ヒットラー」の方はドイツ革命が行われ、ヒットラーが首相になったあと、ユダヤ人大量虐殺などの狂気の沙汰が大々的に始まる前の時期を題材としています。そういった社会の過渡期には、壮絶な人間のドラマが生まれるということなんでしょうね。心から共感できるのは、ひたすら夫の言いなりになる「従順な妻」から脱却するサド侯爵夫人の方かな・・・。
狂気の文学
いかにも三島由紀夫らしい作品です。マルキ・ド・サドとアドルフ・ヒトラーという、どちらも狂気の人間を扱っています。三島本人が述べているように、この2作品は対になっています。三島でなければ、この2作品は生まれていません。