季節を定めて寄り来るイルカの大群を、村をあげて入り江に追い込んで捕獲するー。かつて日本全国で行われていたイルカ追い込み漁の実態と歴史を、現地調査と資料を駆使して初めて体系的に分析し、追い込み漁批判に対して客観的な事実を提示して冷静な議論を求める。また、イルカ食を通じて、伝統食のありようにも鋭く切り込む注目の一冊。
序 イルカという「魚」/1 イルカ追い込み漁の歴史(古代から近世のイルカ漁〈縄文時代のイルカ祭祀から近代の追い込み漁までー能登半島真脇/中世から続くイルカ追い込み漁ー長崎県対馬/戦国時代に領主から督促されたイルカ漁ー駿河湾/鰹節職人が教えた東北のイルカ追い込み漁ー岩手県山田町大浦など/捕鯨とイルカ漁ー五島列島・山口県青海島・京都府伊根〉/近代のイルカ追い込み漁〈近代から始まった祝祭的イルカ漁ー沖縄県名護湾/近代地域産業から水族館展示へー伊豆半島のイルカ追い込み漁/突き棒・パチンコ・捕鯨銃〉以下細目略/2 イルカと生きる(イルカ追い込み漁と村落社会/イルカの民俗)/結 イルカとヒト
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