わが国の河川の研究は土木工学と自然地理学に分かれている。本書はこの両者の橋渡しを試みたもので,水流の発生とその発達,河川の営力とそれに伴う地形変化の過程を主題として解説した。『河川地形』として1974年に初版発行後,以来,長年にわたり多数の読者にご愛読いただいてまいりました。この度,多くの読者からの要望を受け単行本に改装し発行するものです。
1.序説
河川とは
河川に関する学問体系
河川営力論の研究系譜
2.河川の流域
流域と分水界
流域内の高度と起伏量
流域内の傾斜
3.水系網の構成
水系
水流の諸法則
水流の諸法則に対する追試と敷行
水系特性と水文量
4.河川の作用
河川の水理
河川の浸食作用
河川の運搬作用
河川の堆積作用
5.流路の形態と変動
流路の水理幾何学
流路の縦断形状
河床変動
流路の平面形状
河床形態
6.河川による地形進化
地形進化におけるエントロピー
流域斜面の発達に関する理論
地形進化と人間活動
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