児童虐待やDV、パワハラなど、身体的・精神的な暴力への関心が高まっている。
親子関係においても、幼少期に親から身体的・精神的暴力を受けてきた人は少なくない。そうした「毒親」の問題が近年、テレビや新聞でも指摘されるようになっている。
子どもが成人して独立すれば、そうした「毒親」から逃れることもできるが、その親に介護が必要になったとき、子どもは再び親と向き合わなくてはならなくなる。
親への責任感の一方で、積年の憎しみや嫌悪は簡単にはぬぐいきれない。様々な葛藤を抱えながら介護をすることになっても、「毒親」はそう簡単には変わらない。老いてますます尊大、横暴になったり、経済的にも子どもに依存し、子どもの生活を破壊しかねない親もいる。
本書は、「毒親」との関係に悩む人たちの生々しい声を紹介し、その実態や心の内に迫る。
介護の経済的負担や認知症への対処、介護をする側の夫婦間、兄弟間の考え方の違いから生じるトラブルなど、「毒親介護」の様々な事例をルポする。
また、専門家によるアドバイスや具体的な対応策なども探り、「毒親介護」の中に希望を見出すための処方箋も提示する。
レビュー(16件)
呼んでみたかった1冊。楽しみです(^^)
実話ほど参考になるものはないです、とても為になりました。そして、最後の筆者エピソードまでしっかり読み切ることをオススメいたします。ありがとうございました。
毒親に介護が必要になった時、事例で仲間のあることも救いだが、 では、どうするか。。。保健福祉との協働や司法関連の問題など、の判りやすい情報がほしいです。
介護における施設等の現状や、 高齢化した親に対する家族や親族の複雑な思い。 さらには離職介護や金銭的な問題など、介護する側の不安定な精神状態を含め実例をもとに丁寧に紹介されていると感じます。 あとがきにある著者の実体験や向き合う姿勢にも身につまされる思いで、とても考えさせられる内容でした。