日本建築学会の集合住宅管理小委員会のメンバーは、マンションなど集合住宅の建設後の管理のことを考えてきたことがあって、集合住宅が年数を重ねていくにつれてどのようなことが問題となるか、常々心に留めてきたし、議論もしてきた。そのようなことから、年数を経た集合住宅への対応というテーマには、大変興味があった。小委員会では、2001年度から「サステナブル(持続可能)な社会における集合住宅の管理」ということを長期テーマにすえて委員会活動を行おうと考えてきた。日本建築学会では「地球環境・建築憲章」というものを公にして、建築の長寿命化を図ろうとしているが、その趣旨にも応えようとするものでもある。まず、サブテーマとして、集合住宅のリノベーションを選び、調査研究を始めていったが、本書はこの三年間の委員会活動のまとめを主体としたものである。
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