予期せぬ自然災害や金融危機、パンデミックなどにより、変動が激しい現代市場において、企業や地域クラスターの適応力をどのように評価すればよいのか。ネットワーク科学に、生態系研究の発想を取り込み、PW法と新陳代謝度という2つの新たな評価法を提案。企業の新たな可能性を探る。
第1章 背景と構成
1.1 変動する地域ネットワークを捉える2つの視点
1.2 ネットワーク科学の導入による社会・経済活動の評価
1.3 着想の原点と本書のアプローチ
第2章 動的ネットワークモデルとは何か
2.1 地域クラスターと企業ネットワーク研究
2.2 生物と経済の接合過程に見る持続的社会モデルへの試案
2.3 本書の位置づけ
第3章 リンク推移を反映したノード指標 新陳代謝度
3.1 動的推移解析 環境適応と影響予測
3.2 提案指標の定義と分析手法
3.3 検証実験 1 企業間取引の新陳代謝度の特徴
3.4 検証実験 2 新陳代謝度の有意差検定と取引パターン分析
3.5 考察 企業の新陳代謝に関する3つの示唆
第4章 クラスター異質性を反映したノード指標PW
4.1 比較指標の定義と本章の位置づけ
4.2 提案指標の定義と分析手法
4.3 検証実験
4.4 考察と結論
第5章 企業間取引のクラスター進化とブローカーの役割
5.1 コミュニティ進化の動的モデル
5.2 指標の定義と分析手法
5.3 検証実験
5.4 クラスターパスとブローカーのケーススタディ
5.5 クラスター継承度の予測
5.6 考察と結論
第6章 イノベーションを駆動する空隙を埋めるのは誰か
6.1 変動する市場環境への適応力に関する考察
6.2 異質性を取り入れる仕組みとイノベーションの可能性
6.3 提案手法の組み合わせによる新たな示唆
6.4 手法の限界と今後の研究課題
6.5 概念を計測する指標の可能性
おわりに
付録
引用文献
索引
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