貧困と虐待の連鎖ーー。母親という牢獄から脱け出した少年は、女たちへの憎悪を加速させた。ジャンルを超えて文芸界をリードする著者の新たな傑作予定調和を打ち砕く圧倒的リアリズム!小学校にも通わせてもらえず、日々の食事もままならない生活を送る優真。母親の亜紀は刹那的な欲望しか満たそうとせず、同棲相手の男に媚びるばかりだ。そんな最悪な環境のなか、優真が虐待を受けているのではないかと手を差し伸べるコンビニ店主が現れるーー。ネグレクトによって家族からの愛を受けぬまま思春期を迎えた少年の魂は、どこへ向かうのか。その乾いた心の在りようを物語に昇華させた傑作長編小説。
レビュー(127件)
読後も尾を引く心のザワつき。圧倒されて
“分厚い!”と思いましたが、読み出したら止まりません。容赦のない淡々とした展開が、衝撃性を際立たせているように感じます。 これほどまで…と思う一方、毒気に満ちたリアルに圧倒されます。 その先は光なのか闇なのか、着地点の見えないラストも印象的です。読む度に、著者の小説の凄さを実感します。
一気読み必至(*^ー゚)
桐野夏生作品に共通することですが、危うさと毒気とリアルさに、先を読まずにはいられなくなり、気づけば一気読み。不毛な内容で読み終えたあとは脱力感が…('~`;) やはり今回も曖昧模糊なエンディングですが、それは致し方ないかもしれませんね。作品としては秀作だと思います。私には少し重かったけど(^_^;)
非常に考えされられる作品。現実の事となると非常に考えさせられます。衝撃が得大きいかもしれないのでご注意。ここが好きなんですが・・・