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韓非子は、法による厳格な支配を主張する法家思想の大成者。君主の君主による君主のための支配を目指すには、法・術・勢という三つの技術が必要だと説き、秦の始皇帝に「この作品の作者に会って話し合えるならば死んでもかまわない」とまで言わせた思想は、現代にも通じる冷静ですぐれた政治思想である。韓非子自身の鋭い人間観察による社会観・世界観を「矛盾」「株を守る」などの分かりやすいエピソードとともに語る。 はじめに 韓非子の思想と生涯 一 韓非子の登場 二 時代背景としての戦国時代 三 韓非子の思想の形成 四 韓非子の作品と秦の始皇帝 五 韓非子の最期 『韓非子』篇名一覧 第一章 孤独な思想家──法術の士 説難篇 孤憤篇 問田篇 第二章 支配の技術──「法」と「術」と「勢」 定法篇 二柄篇 難勢篇 第三章 人間の分析──人間観と世界観 備内篇 外儲説左上 五蠹篇 大体篇 おわりに おわりに 『韓非子』関係地図 主要語句索引 コラム 目次 龍と君主 和氏の璧 官と職 尭舜と桀紂 変服
レビュー(22件)
ある雑誌で本書を知り、購入しました。これから読むのが楽しみです。
以前から読みたいと思っていました。 自分の教養を涵養のために購入しました。
今の時代、論語よりコレなのか?と購入してみました
韓非子を読みたかった
なんとなく、断片的には知っていたのですが、とりあえずまとめて知ることができる本です。初心者向けには読みやすく良いです。