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少年のようにスポーツカーをこよなく愛した一方で、戦後いち早く日本の経済的独立を目指し通商産業省創設に奔走。ところが創設後はすっと身を引く。 全てが次郎の「紳士の哲学」であった。エッセイスト白洲正子とともに過ごした彼の人生を膨大な資料を基に解き明かす必読の白洲次郎評伝。(講談社文庫) 少年のようにスポーツカーをこよなく愛した一方で、戦後いち早く日本の経済的独立を目指し通商産業省創設に奔走。ところが創設後はすっと身を引く。 全てが次郎の「紳士の哲学」であった。エッセイスト白洲正子とともに過ごした彼の人生を膨大な資料を基に解き明かす必読の白洲次郎評伝。解説・櫻井よしこ。 巻き返し ケーディスとの最終決着 通商産業省創設 只見川電源開発 講和と独立 そして日の丸は再び揚がった 素顔の白洲次郎 日本一格好いい男 葬式無用、戒名不用 あとがき 白洲次郎関連年譜 参考文献 文庫版のあとがき 目次〈上巻〉 稀代の目利き 育ちのいい生粋の野蛮人 ケンブリッジ大学クレア・カレッジ 近衛文麿と吉田茂 終戦連絡中央事務局 憤死 “真珠の首飾り”──憲法改正極秘プロジェクト ジープウェイ・レター 「今に見ていろ」ト云フ気持抑ヘ切レス 海賊と儒学者と実業家のDNA
レビュー(74件)
上下で購入
素晴らしい生き方をした方の本。ちゃんと読みたいと思います
上巻での憲法改正のエピソードの次に大きな山場が講和・独立に関することだ。吉田全権の講和受諾演説を日本語で行わせるくだりは緊張感が伝わる。次郎は墓場に持っていくべき闇にも触れていたが、彼の生き様に通る筋=プリンシプルがあったからこそ、表舞台でも縁の下でも力を発揮できたのだろうと思う。そして死に様「葬式無用、戒名不用」も憧れる。
信念を貫く男の生きざまに魅了されました。昭和史としてもとても参考になると思います。ぜひ、一読してみては。
上巻に続いて購読しました。本当に一本筋が通っているだけでなく、ダンディなのがかっこいいですね。
もえちゃんのママ
白洲次郎の本を 主人が読みたいと言っていたので 購入しました。