禅僧“斎さん”は、布教師として各地で法話を行い、ユーモアあふれる話で人を引きつけてきた。
ところがある日、突然がんで余命宣告を受ける。
「なんとも苦しくもないのに、どうしてあと三カ月で死ななくてはならないのでしょうか」。師のもとに駆けつけ、そう打ち明ける。それでも、斎さんは命懸けで生きた。
昨日と今日を比べない、今日と明日を比べない。他人と自分を比べない。つまり「今ここ」が重要なのだ。生まれたときはみんなそうだったじゃないか。矛盾や、迷いや、悩みのただ中で、赤ちゃんに立ち返ろう。そう「オギャーでいいのだ」
各地で行った法話を収める中、「最後の法話」も収録。
死の前日に、「大丈夫!今日一日、笑顔でいよう」
挿画 牧野伊三夫/装幀 有山達也
6P インタビュー
龍野に生きる 行雲流水
寳林寺住職・西村宗斎師に聞く
法話
44P 赤ちゃんのオギャー
64P いのちのふるさと 〜国師のふるさと〜
70P 般若心経のこころ 〜空となって空を写す〜
78P 天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)
86P ひとつになる
94P 「道」- 道の為に頭を聚む -
104P 日日是好日」 〜これでいいのだ〜
114P 「日日是好日」 〜水になるまで泳げ〜
120P 法幸ということ 夢の舞台で金メダル
128P 道の為に頭を聚む
148P “無理会(むりえ)”でいきましょう
152P 現代人における「和合」について
158P 「日日是好日」〜風のような人〜
172P 自由席のすすめ
180P ムリエのトコロ〜初期化による万能化〜
186P コラム 龍野以前のこと
194P 龍野の赤とんぼ
200P 衆生無辺誓願度の坐禅
206P 驥はその徳を称す
210P 懺悔のこころ
218P 妖怪ノハナシ
222P 禅 今を生きる - 一無位の真人 -
228P 「安心」- 日日是好日 -
236P 念ずれば花ひらく 延命十句観音経
244P 山雲海月の四弘誓願 〜最後の法話〜
280P 寳林寺草創期由緒 日本文化史家 矢内一磨
284P 西村古珠の菩薩行 大徳寺龍光院住職 小堀月浦
288P あとがき 己事究明の人 医師 半田 齊
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