小津は細部に宿る
小津映画を書物と同様の手法で、精密に分析することを主張する著者が小津の代表作を縦横に読み解く。精読することではじめて明らかになるディテールに込められた小津の映像美学の核心、そして戦争と死の影。著者は全国小津安二郎ネットワーク会長であり、小津における地名を徹底調査、小津の中国戦跡調査も実施。
1死の影の下に
1▼『父ありき』--死者の集合性、あるいは「無」へ 2▼『宗方姉妹』--ドン・キホーテの運命、あるいは激発する暴力 3▼『麦秋』--死者の眼、そして麦穂の鎮魂 4▼『東京物語』--死の影の下に
2小津安二郎と戦争
5▼「敗けてよかった」再考ーー小津安二郎の戦争・序説 6▼「敗けてよかった」三考ーー小津安二郎「海ゆかば」と「軍艦マーチ」の間 7▼小津安二郎の見つめた戦争(講演)
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