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「知り合いから妙なケモノをもらってね」篭の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)。通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現われて(「水神」)。闇に蟠るもの、おまえの名は?底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集。
「知り合いから妙なケモノをもらってね」篭の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)。通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現われて(「水神」)。闇に蟠るもの、おまえの名は?底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集。
レビュー(577件)
ブロ友さんのブログを見て購入♪
ブロ友さんがブログで単行本を紹介していたので検索したら単行本が有ったので購入しました。 狐のお話ですが~ 謎のケモノは出てきますが狐は出てきません(笑) 狐のお面が出てくるかな(^^ゞ お話はオドロオドロした感じの内容で その後が分からないので消化不良気味になります^^; 気味の悪いお話の好きな方にはお勧めだと思いますが~ 図書館で借りて読む位の内容でした(笑)
森見作品の中でもまた異質
一般的な森見作品の軽快タッチとは一線を画し、全体的に重め。ファンの方でもややとっつきにくい印象があるかと思われます。
森見色の濃いおはなし。
ブラックユーモア的な、ちょっと変わったお話。 森見の世界が好きな人はぜひどうぞ。
わからん!
薄気味悪い感は伝わりましたが、4話とも読後「えぇ~!どういう事ぉ!?どうなったのぉ?」って感じです。感性が鈍いのでしょうかねぇ。何方かに解説して欲しい程です。この作者の作品は初めてでしたが、私には合いませんねぇ。
モリミー作品の中では異彩を放つ短編集
前にも1冊買って、その時は「頭の良さで書いている感じであまり好みではなかった」と書いた記憶があります。今回、知人にあげるために再購入して再読。 他の方も評しているように「アホは封印されている」、森見作品のなかではこれ1冊だけが異質のホラー短編集です。 --以下、森見氏公式ブログより-- 登美彦氏は脱コレステロールのためにときどき怪談を書く。 怪談を書くのは登美彦氏にはムズカシイが健康のためにはやむを得ない。 『きつねのはなし』もそうであるし、『新釈走れメロス他四篇』の一部はそうであるし、また『宵山万華鏡』の一部もそうかもしれない。最近の連載では「夜行」がそうだった。 明朗阿呆なものに飽きれば怪談を書き、怪談に飽きれば明朗阿呆なものを書く。 これが登美彦氏のおおよその仕事である。 --引用終わり-- 生産性が落ちないように仕事頑張ってください!