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世界の南のはずれ、蛇神の抜け殻から生まれた島々。 領主は「海神の娘」を娶り、加護を受けていた。 沙来の天才楽師・忌は海から聞こえる音色に心奪われ、 滅びの曲と知らずに奏でてしまう。 隣国・沙文と戦を重ねていた沙来は領主を失い、 「海神の娘」累が産んだ男児は「敵国・沙文の次の領主となる」と託宣を受ける。 自らの運命を知り、懸命に生きる若き領主と神の娘の婚姻譚。
世界の南のはずれ、蛇神の抜け殻から生まれた島々。 領主は「海神の娘」を娶り、加護を受けていた。 沙来の天才楽師・忌は海から聞こえる音色に心奪われ、 滅びの曲と知らずに奏でてしまう。 隣国・沙文と戦を重ねていた沙来は領主を失い、 「海神の娘」累が産んだ男児は「敵国・沙文の次の領主となる」と託宣を受ける。 自らの運命を知り、懸命に生きる若き領主と神の娘の婚姻譚。
レビュー(17件)
・前巻が、「海神の娘」一人一人が選ばれ、嫁ぎ、没するまでを描いた独立した話の短編集だった。故に一編ごとは短くて手軽な半面、話が駆け足でよく分からなかった。一方、今巻は沙来・沙文の二島が滅び、「新たな沙文」になろうとする物語。 ・海神がつかみどころがない。人間をもてあそんでいるのでは? 人間からは全知全能とされているわりに、『ドラクエ4』の主人公の悲劇の根源で、『5』でもポンコツで魔王の侵攻を許したマスタードラゴンとかぶって見える。 ・重い話ではあったが、領主の宿命というものが良く描かれていた。
本日届きました。いつもながら、梱包がしっかりしていて、安心できました。ありがとうございました。
白川紺子先生の作品なので興味が有り購入しました。後宮の烏読んだので、この作品も読むのがとても楽しみです。
烏妃の時も思ったけど、けっこう人を殺しちゃう作家さんです。本作でも、神は自分が聞きたい曲のために島一つつぶすしね~。それでもとってもおもしろい。次巻が出たら買います。
迅速なご対応、ありがとうございました。 また宜しくお願いいたします。