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岩本ナオが贈る、おとぎ嫁婿ものがたり 昔々、隣り合う仲の悪い国がありました。 毎日毎日、つまらないことでいがみ合い、 とうとう犬のうんこの片づけの件で戦争になってしまい 慌てて仲裁に入った神様は2つの国の族長に言いました。 A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやり B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやりなさいーーー そんな中、A国の姫・サーラはB国の青年と偶然出会い…!? 「町でうわさの天狗の子」の岩本ナオが292Pのボリュームで贈る、おとぎ嫁婿ものがたり。 【編集担当からのおすすめ情報】 ときめきが止まらない小学館漫画賞受賞作「町でうわさの天狗の子」から2年半。 岩本ナオ先生の待望の新作がついに登場です! 舞台はどこかにある二つの国。 敵対するA国とB国のお姫様と青年が偶然出会いーー!? 通常コミックの1.5倍、292ページのボリュームで、岩本ワールドをぜひお楽しみください!
レビュー(96件)
幸せな気持ちにしてくれる本
ずいぶん前に電子書籍で読み、とてもよかったのでプレゼントしました。 独創的なファンタジーで、見開きページがとてもドラマティック。 アニメ化したのも納得です。 心温まるお話です。
ほんわかしたファンタジー作品
上質なファンタジー作品。流行りの過激な戦闘シーンもなく、平和に緩やかに流れていく時間のなかで、人間の内面の美しさ、善意や誠実さみたいなものがよく表現されていると感じた。中東風の建物や景色が緻密に描かれ、西欧風の景色もあり、どこか分からないがどこかのおとぎ話のようでもある。読みやすいからか、はしり読みをしたので、次はじっくり丁寧に読み返してみようと思う。
元々、マロニエ王国が好きだったのですが、今度映画化すると聞いて試し読みしてから購入しました。 絵本のようなほんわかした世界観の中に程よくひやりとするような現実味や人の業のような物が垣間見えるのは、この作者さん独特の世界観なのだと思います。 映画になるのが楽しみですが、ガッカリな出来にならないか少し心配な気も・・・ 原作に大満足だっただけに、ちょっとだけ不安になりました。
星十個
今時珍しいコミック1冊で完結ものです。 しかもファンタジーです。 なにせ、1冊完結という尺があるので、世界観を語るだけでなく、かなりの技量を要求されます。 この作品はその高いしきいを軽くクリアしています。 なによりも重要な、お互いが恋に落ちた瞬間、その心情が生き生きとえがかれ伝わってきます。 こちらまで胸キュンしてしまいます。 予定調和ではあるものの、お互いが惹かれあったそこがずんっと入ってくるので十分な説得力があります。 いや~、さすが「このマンガがすごい!2017(オンナ編)」第一位ですね。 お勧めです。
ほっこり、大変よい本でした。読後幸せな気持ちになれます。この作者のほかの作品も読んでみたいと思いました。