民衆を対象にした仏教が地域社会に浸透した戦国時代。戦乱や災害、飢饉などに対して寺院・僧侶はどのような役割を担ったのか。民衆や領主がいかに仏教を受け入れたのかを、在地に残る具体的な事例から明らかにする。
はじめに/戦国仏教とは何か(鎌倉仏教から顕密仏教へ/顕密仏教と中世社会/現実性と非内面性/戦国仏教の提唱/選択の論理と顕密仏教/南北朝・室町時代が課題/なぜ日蓮宗か)/日蓮ー祖師の生涯と鎌倉社会(祖師日蓮とその仏教/一二六〇年の社会史/地方社会と民衆)/門流ネットワークと南北朝内乱(日蓮以後の教団の動向/南北朝内乱と門流/現世主義と有徳人)/日親ー結衆と一揆の時代を生きる(結集と一揆の時代/日親の登場/東国の郷村社会と日蓮宗/戦国仏教における正統と異端)/西と東の日蓮宗(京の日蓮宗と大一揆の成立/「合議と専制」の時代と仏教)/戦国仏教の成立(戦国社会と日蓮宗/戦国郷村と寺ー東国/湊町の寺と墓ー西国)/補論 「戦国仏教」の成立に寄せて…湯浅治久
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