怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」
私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。
春風の花を散らすと見る夢は
さめても胸の騒ぐなりけり
ーー西行法師
【編集担当からのおすすめ情報】
第156回直木賞候補作にして2017年本屋大賞ノミネート作品。
「ダ・ヴィンチ」プラチナ本オブ・ザ・イヤー2017 第1位。
第7回広島本大賞受賞。
数々の栄冠に輝いたベストセラー、ついに文庫化!
レビュー(286件)
私好みの不思議なお話でした。大橋君が現れて又居なくなったあちらで、その後3人がどうなったのかと色々想像しました。そしてこちらで大橋君は仲間に長谷川の話をするのかな。理解仕切れていない部分があるので再読したいと思います。
お気に入り
ワクワクして時間を忘れてしまいます。お気に入りです。
新作を期待できない中で、こうした本が読めるのは嬉しい。
ちょっと不思議な話で、どんどん読んじゃいました。
森見登美彦っぽくない1冊
森見ワールドが全然感じられない小説でした。森見ワールドがないといえば「ペンギン・ハイウェイ」もそうなのですが、あれはいい意味で森見ワールドではない1冊だったのに対し、「夜行」は一つ一つの短編と全体との間がちぐはぐしていて、まとまっていない印象。こういうホラーが好きな人は大勢いると思うけど、森見ワールドが大好きな私にとっては、ちょっと残念な小説でした。