発展著しいGoogle翻訳 やDeepLといったAI翻訳、コロナ禍を機に加速したオンライン化は、言語教育にいかなる影響を与えるのかーー。京都大学でおこなわれたシンポジウムをもとに、論文・実践報告・講演・パネルディスカッションなど、14本の拡大特集。緊急寄稿「遠い友への書簡ーーウクライナ情勢・シベリア民族学・言語と民族と地理の問い」も収録。
■巻頭コラム
「平穏と混乱」トム・ガリー
■特集:転換期の大学言語教育
[序文]「ミドルマネジメント開発の必要性」塚原信行
第1部 AI時代の大学言語教育
[開会あいさつ]「AI時代の言語教育」宮川恒
[講演]「異言語間コミュニケーションの一方略としての機械翻訳」木村護郎クリストフ
[講演概要]「機械翻訳技術の現在と未来」黒橋禎夫
[実践報告]「機械翻訳はバベルの塔を築くのかーー大学教養課程での英語ライティング授業からの考察」柳瀬陽介
[実践報告]「講義動画字幕システムの構築と運用」本多充
[実践報告]「翻訳学習と機械翻訳ーー表現の多様性のための一考察」藤原団
[パネルディスカッション]「AI時代の大学言語教育」パネリスト:木村護郎クリストフ/黒橋禎夫/柳瀬陽介/本多充/藤原団/宮川恒 司会:塚原信行
第2部 コロナ禍の後の大学言語教育
[論文]「パンデミックがもたらした言語教育イデオロギーの転換ーーセミオティック・アセンブレッジの視点から」尾辻恵美
[実践報告]「パンデミックの中の留学生日本語教育ーー一年半の体験を振り返り、今後を考える」河合淳子 湯川志貴子
[実践報告]「教室を飛び出し世界でつながる外国語授業ーープロジェクト型学習で学生は何を学ぶのか?」ルイーサ・ツァイルホーファー
[パネルディスカッション]「コロナ禍の後の大学言語教育」パネリスト:尾辻恵美/河合淳子/湯川志貴子/ルイーサ・ツァイルホーファー/佐野直子 司会:山下仁
[研究ノート]「「布置の最適化」に関する一考察」河合淳子
[特集あとがき]「夢の機械翻訳の夢の夢」石部尚登 191
■投稿論文
「トランスランゲージングにおける創造性の所在ーーフィジーのろう者の言語実践の事例から」佐野文哉
■書評
三宅和子・新井保裕(編)『モビリティとことばをめぐる挑戦ーー社会言語学の新たな「移動」』評者:杉田優子
尾辻恵美・熊谷由理・佐藤慎司(編)『ともに生きるためにーーウェルフェア・リングイスティクスと生態学の視点からみることばの教育』評者:王一瓊
木村護郎クリストフ(著)『異文化コミュニケーションの方法ーー媒介言語をめぐる議論と実際』評者:杉浦黎 235
■連載報告 多言語社会ニッポン
アイヌ語:「pirka! BINGO a=ki ro. upopoy otta aynu itak ari ci=ki p〔ウポポイのアイヌ語体験プログラム「ピリカ! ビンゴ アキ ロ」〕」ニヌム(荒田このみ) ケニ(山丸賢雄)
琉球弧の言語:「紡がれる“うむい”」町田星羅
移民の言語:「「在日語」とエスニック・アイデンティティ、ヘイトスピーチの経験」鄭 康烈
手話:「手話の法制化は聾者の言語権を保障するのか〈後編〉」金澤貴之
■緊急寄稿「遠い友への書簡ーーウクライナ情勢・シベリア民族学・言語と民族と地理の問い」渡邊日日
■近刊短評
レビュー(0件)