- 7
- 4.5
台湾有事の焦点は、アメリカ大統領選挙にある。「第2次トランプ政権」が中国に対して強硬になっても緊張緩和に向かっても、台湾をめぐる現状は崩れ、日本は厳しい情勢に追い込まれる。 2024年の「選挙イヤー」は、国際秩序を激変させるだろう。中でも第二次世界大戦後、80年近くにわたり奇跡的に平和を享受してきた日本が、最大の被害国になりかねない。その最大の引き金が、台湾有事なのだ。 一切の楽観を排し、軍事マニアの戦争ゲームとも一線を画した、徹頭徹尾「習近平の目線」による驚異のシミュレーション。 序章 台湾有事はもう始まっている ーー最重要ターゲットは日本 第1章 「台湾統一」は習近平の「宿命」 ーー衝撃の有事シナリオ 第2章 中国はどのように台湾併合を目論んでいるのか ーー習近平の“戦略ブレーン〞が考える「新型統一戦争」をシミュレーション 第3章 先鋭化する米中対立 ーー東アジアの“火薬庫〞はいつ爆発してもおかしくない 第4章 台湾有事で巻き込まれる日本 ーー次々と浮かび上がる日本の課題 第5章 習近平の「情報戦」に立ち向かえ ーー周回遅れの日本
レビュー(7件)
台湾有事が起こった際の軍事シュミレーションが事細かく描かれている。 西南地域において拠点の整備を行っている。 整備を行っている施設の工期については人手や資材の不足などから遅れ完成が2030年などの施設が存在する。 2028年の任期が切れるまでがタイムリミットの様だが備えは充分か? また自衛隊の運用が適切に行われるかが不安である。 不安なのは何もしないであろう政治力ですが…