今や看護師は、社会に欠かせない職業である。所定の学校で専門知識や技能を身につけ、国家試験に受かってはじめて就くことのできる専門職であり、人の健康や命を守る尊い職業として、広く認知されている。しかしかつては、「カネのために汚い仕事も厭わず、命まで差し出す賤業」と見なされていた。
家老の娘に生まれながら、この「賤業」につき、生涯をかけて「看護婦」の制度化と技能の向上に努めたのが、大関和(ちか)である。和は離婚して二人の子を育てる母親でもあった。和とともに看護婦となり、彼女を支え続けた鈴木雅もまた、二人の子を持つ「寡婦」であった。
これは近代日本において、看護婦という職業の礎を築いた二人のシングルマザーの物語である。
レビュー(5件)
オススメです(^o^)
大関さんにオペ看護を教えた方がとても素晴らしい方だと思いました。 数個の荷物だけ持たれて田舎に帰ったところにその方がシンプルに良い人生を送られていたことが伝わり、深く感銘、影響を受けました。 執刀する医師も相当信頼していただろうな。。。と。 華やかさはないけどれど、そのようなシンプルにかっこよく生きた女性にスポットを当てた作品も映像で観てみたいですね。 全体的に時代の背景と描写が素晴らしい作品です。 看護の基本のきを再確認しました。 「看護覚え書」も含め看護学生全てが読むべき本です 。むしろ、ベテラン看護師ほど読むべき本だと思いました。 朝ドラ、楽しみにしています。
注文の本6月23日夜受け取りました。何も問題ありません。