名家である高塚家の双子の兄として生まれ、逞しい体躯に端正な顔立ちを持つ英彬。しかしオペラ歌手としての才能を花開かせようと留学した先で、不審な火事にみまわれた英彬は左半身にひどい火傷を負い、夢を諦めて帰国することに。火傷の痕を革の仮面で隠し生活をしているものの、外に出るたびに人々の好奇な視線に晒されて、日々苛立ちながら暮らしていた。そんなある日、高塚家の持ち物である劇場で働いていた盲目の少年・雪乃と出会う。ハーフであり天使のような容貌とやさしく素直な性格の雪乃に英彬は癒され、逢瀬を重ねるようになる。英彬は雪乃に歌の才能を見いだし、自分の名前や立場を知られないよう教育をほどこしていくが、いつしか二人は惹かれあうようになりー。
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オペラ座の怪人
あとがきにもありましたが、『オペラ座の怪人』がモチーフ・・・・・10歳の劇場で働く盲目の少年の援助もするところは「あしながおじさん」も思わせられます。盲目の少年と家が覆った仮面をつけるお金持ちの攻め・・・・・。