日本において在日米軍基地問題は深刻な問題であり続けている。在日米軍基地の存在と環境上の諸価値は、互いに相容れない関係とみなされることが一般的であろう。他方、米国では、軍事基地の存続と基地周辺環境への配慮を両立するという政策的発想が一般的になされている。日本の基地問題とは背景が異なるのは当然だが、その取組については一考の価値がある。本書は、そうした米国本土における基地環境問題をめぐる政策とその課題について詳細な事例をもとに考察し、在日米軍基地問題への新たなアプローチの可能性を提示していく。
まえがき
序章 -軍事と環境の接点を踏まえてー
第1章 軍事訓練による環境被害と環境法の適用問題
第2章 軍事的即応力の維持と環境への配慮
第3章 訓練環境の維持と土地利用の観点
第4章 エンクローチメントへの新たな施策
第5章 地域社会から見たエンクローチメント
終章 -政策的な観点からの考察ー
あとがき
レビュー(0件)