【輸入盤】絡み合う弦〜ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集 デボラ・ゴンサルベス、ベルトルト・ハンブルガー
: Duo-instruments Classical
シュルホフの人気曲「ジンガレスカ」は病みつきになる面白さ!
絡み合う弦/ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集
ゴンサルベス(ヴァイオリン)、ハンブルガー(チェロ)
ヴァイオリンとチェロの二重奏は、チェロの音量が大きくなった19世紀初頭、1800年前後から増えており(モダン・チェロの登場)、以後、200年以上に渡って室内楽を彩る組み合わせとして定着。
このアルバムの収録作品は1909年から2004年にかけて作曲されているので、近現代作品集ということになりますが、作風はどれも親しみやすく、わかりやすい内容を手の込んだ技法で表現しているため聴きごたえがあります。
マルティヌーの第2楽章ロンドでは拡大されたカデンツァが、グリエールの第2曲ガヴォット中間部ではバグパイプ風の音が、シュルホフの第2楽章ではジプシー風の音楽が聴こえてきます。
演奏のデボラ・ゴンサルベスとベルトルト・ハンブルガーはスペインのガリシア交響楽団に所属する同僚で、デュオ「オルフェリオン」としてヨーロッパ各地やインド、日本、南米などで演奏。
ブックレット(英語・12ページ)には、演奏のハンブルガーによる作曲家と作品に関する解説などが掲載。
▶ Brilliant Classicsを検索 トラックリスト (収録作品と演奏者)CD 64'02ボフスラフ・マルティヌー [1890-1959]
二重奏曲第1番 14'14
1. 第1楽章 前奏曲 4'21
2. 第2楽章 ロンド 9'53作品情報
1927年作曲。マルティヌーはチェコ・フィル楽員だった1923年、32歳のときに数か月の予定でパリに行ってルーセルに作曲を師事しますが、そのままフリーの作曲家としてパリに長期滞在。3年後の1926年にはフランス人シャルロットと付き合い始め(5年後の1931年に結婚)、その翌年に作曲したのがこの二重奏曲。
弦楽四重奏曲第2番初演(ノヴァーク=フランク弦楽四重奏団)への感謝の印として書かれたものでヴァイオリンのスタニスラフ・ノヴァークとチェロのマウリツ・フランクに献呈され彼らが初演。ノヴァークはマルティヌーと学生時代に一緒に暮らしていた親友ですが、妻子がアウシュヴィッツで虐殺されたため1945年に後追い自殺しています。
第1楽章はメランコリックな単一主題によるカノン風な前奏曲。第2楽章はかなり拡大されたカデンツァを持つロンド。名技的な手法や復調、ジャズ的な要素も交えた作品。作曲家情報
誕生
死去
1890年、オーストリア=ハンガリー帝国ボヘミア・モラヴィア高地のポリチュカのヤクブ教会の塔の居室で誕生。父フェルディナント[1853-1923]は、1889年9月からヤクブ教会の堂守として時計と鐘の管理と火災監視をまかされており、聖ヤクブ教会の塔の居室に家族で居住。詳細情報はこちら。
レインゴリト・グリエール [1875-1956]
8つの小品 Op.39 17'40
3. 第1曲 前奏曲 1'39
4. 第2曲 ガヴォット 2'33
5. 第3曲 子守歌 2'27
6. 第4曲 カンツォネッタ 1'55
7. 第5曲 間奏曲 1'49
8. 第6曲 即興曲 2'07
9. 第7曲 スケルツォ 3'34
10. 第8曲 エチュード 1'36作品情報
1909年作曲。前年にベルリン留学から戻り、グネーシン音楽学校での指導を再開した時期。8曲それぞれ異なる性格を持つ親しみやすい曲集。第2曲ガヴォットの中間部ではバグパイプ(もしくはミュゼット)を模した音が聴こえてくるのも楽しいです。
作曲家情報
誕生
死去
1875年、ロシア帝国のキエフに誕生し、ルター派プロテスタント教会で受洗。父エルンスト[1834-1896]はザクセン王国からキエフに移住した金管楽器職人で、母は父を雇っていたポーランド人の楽器工房主コルチャックの娘でアマチュア・ピアニストのヨゼフィーネ[1849-1935]。グリエールは22歳のときにロシア帝国の国籍を取得。
1956年、モスクワで死去。8
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