友よ、最上のものを。
戦中の東京、雑誌づくりに夢と情熱を抱いてーー
老人施設でひとりまどろむ佐倉波津子に、小さな箱が手渡された。
「乙女の友・昭和十三年 新年号附録 長谷川純司 作」。
そう印刷された可憐な箱は、70余年の歳月をかけて届けられたものだった
ーー戦前、戦中、戦後という激動の時代に情熱を胸に歩む人々を、
あたたかく、生き生きとした筆致で描ききった感動傑作。
巻末に、文庫のための書き下ろしスピンオフ「ポラリス号の冒険」を収録。
第158回直木賞候補作。
解説/瀧井朝世
装画/早川世詩男
レビュー(46件)
40代になり、自分の人生を振り返ることが増えました。後悔はなくとも、もっとああしていれば、あの時こうしていれば、と思うことは多々あります。 この本の主人公の人生の選択にワクワクし、心から羨ましいと感じました。主人公の迷いも、不安も、悲しみも、時代背景は違えど、共感できるものでした。 ぜひ、大人の皆さんに読んでいただきたい本です。
もうどっぷり夢中になってページを繰りました。面白い!この本すごく面白い!!昭和初期の話だけれど、そこには今と変わらない、綺麗なものに憧れる女の子たちや、仕事に情熱をかける大人たちがいて。それが中盤から戦争の影が色濃くなっていって…。最後に明かされる暗号のメッセージに胸がギューっとなりました。最高です!