労働者管理企業(LMF)とは旧ユーゴスラビアで形成された労働者により自主管理された企業のことを言う。 本書では、この労働者管理企業(LMF)と通常の資本主義企業(PMF)との相違点を通して、不確実性、動学、ゲーム理論といった枠組みの中で、多方面からアプローチすることにより、LMFの実像を学問的に浮かび上がらせる。 特に、LMFに関する学術的貢献としては、日本で初めての文献である。
目次
第1章 労働者管理企業の理論:展望
第2章 不確実性下の産業均衡における資本主義企業と労働者管理企業の
比較分析
第3章 投資行動における利潤最大化企業と労働者管理企業の比較分析
第4章 労働者管理企業の成長における技能形成と年功賃金制の役割
第5章 年功制下における株主・従業員集団間の協力ゲーム
第6章 労働者管理企業・利潤最大化企業間における参入ゲーム
第7章 国際混合複占下における輸出と研究開発補助金の役割:
労働者管理企業vs利潤最大化企業
第8章 労働者管理企業・利潤最大化企業間における数量競争と価格差別化
第9章 混合寡占における経済移行に伴う諸効果の比較分析:
公企業vs労働者管理企業vs利潤最大化企業
第10章 労働者管理企業に対する市場構造と品質規制の効果
第11章 企業規模に関する利潤最大化企業と労働者管理企業の比較分析
参考文献
人名索引
事項索引
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