看護をとおしてみえる片麻痺を伴う脳血管障害患者の身体経験
患者の経験世界を理解する、という看護の原点に資する解釈学的研究の誕生!
視点を患者の内側へと変化させると、たくさんのことがみえてくる。
■突然発症し救命され意識回復した脳血管障害患者は、以前とはまったく異なって感じられる自らの身体と向き合うことになる。回復に向かう急性期、彼らが生きる世界はどのようなものなのだろうか。
■著者は臨床の場で看護する只中に研究の視座を置き、看護師として患者自身が語る経験に耳傾け記録に残しました。そして、その意味をハイデガーやメルロ=ポンティの哲学を媒介に考察し、看護実践のありかたに直結する知として結実させました。
■跋文として寄せられた田中美恵子論文にも注目。20頁余に及ぶ力のこもった研究方法論の展開は
特に質的看護研究を目指す読者には必読です。
●●主要目次●●
1 患者の経験を知る
1.患者に見えている世界、そこで感じていること 2.患者の経験世界に近づくための研究方法
3.研究参加者 4.倫理的配慮
II 片麻痺を伴う脳血管障害の回復過程における患者それぞれの経験
-看護師としての参加観察記録
A さんの経験 B さんの経験 C さんの経験
D さんの経験 E さんの経験 F さんの経験
III 片麻痺を伴う脳血管障害の身体経験とその意味
1.片麻痺を伴う脳血管障害の身体経験 2.身体経験の意味
IV おわりにー看護実践の道しるべ
1.患者の身体経験の意味に見合った看護 2.実践と研究
跋 解釈学的現象学がひらく臨床看護研究の地平・・・・・・・・・・・・・・・・・田中美恵子
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